未婚女性が勝手に抱く女性ヒエラルキー

  2017/9/24 更新

未婚女性同士でおしゃべりする中で出てくる話題が、
子供を持つ同世代女性たちへの羨望というべきかひがみというべきか、何とも言えない複雑な思い。
未婚だからということで不利に扱われたとか、嫌味を言われた、というのは特にないのです。
が、同じ境遇の女性と飲むと、その話題で盛り上がります。

こんな未婚女性のおしゃべりの中ででてきた「女性ヒエラルキー」について今回はご紹介します。

アラフォー、アラフィフの女性のヒエラルキー

ヒエラルキーの頂点は「仕事と育児を両立ママ」です。
この場合、結婚してようがしていまいが関係ありません。
大変な育児とやっぱり大変な仕事を両立しているということだけで称賛に値します。
限られた時間で、最大限の仕事のパフォーマンスを上げているわけですからね。

また、政府は子育てと仕事を両立させて、経済を活性化させよう、日本の人口を増やそうという方針を推進しています。
世論が両立ママたちに傾いている、日本で脚光が当たっている女性たちだといえるでしょう。

下層からトップを見ると・・・

一方で、ヒエラルキーの下層の子供がいない女性は案外多い。

彼女たちにとって、子供がいる女性たちは主流を歩く存在と映ります。
例えば、同年代の女性たちとのおしゃべりの中でママ友達からは、子供の話題が出てきます。
子供がいない女性にとっては、未知の世界ですが、自分も受験体験があるため、全くわからないわけではない。
が、黙って聴くしかありません。ガラスの壁が何となく存在している。

さらに、子供がいて働く女性、という事実に対して一定の評価をされるという点について複雑な思いも残ります。
後述しますが「産めなかった」女性もいるのです。

外部からの圧力もあります。
事例として、仕事で主催者から今回のイベントはママが主体だから、子供がいないあなたは対象外ですよ、といわれたという声が上がりました。
ここまでひどくないですが、よく言われるのが
「あなたほど魅力的な人が、なんで結婚してないんですか?」という言葉の裏には、
「魅力的な人は結婚していて当然の年齢」という無自覚の認識が見え隠れします。

周りから未婚ということで何かしら特別視されているような感覚が残ります。
結婚してないのがそんなに珍しいのか!?


子供を産まない、産めない

結婚していても子供を産むとは限りません。
産まないという選択をした人は、その言葉からもわかる通り、自分で子供を持たないと意思決定した人たちです。
自分のやりたいことがわかっていて、その中に子供はいないとしっかり把握しているということです。本当に強いし、自分のやりたいことを知っているなあと思います。

一方で、産めないという結果になってしまった女性もいます。
子宮という臓器を持っているのに、結局使わなかったという忸怩たる思いを持ちます。
一生一度の人生で、子供を産むという体験したかったなあ…、両親に孫を抱かせてやりたかったなあ、と考える女性は多いのです。

特に産めないという結果に終わった女性たちは、働くママたちに対してより複雑な思いを持つのです。

子供なし未婚の女性のさみしさ

やはりさみしいんですよ、自分たちがアウトローな存在だと思う。
結婚、子供がいて当たり前だよね、というのが世間の常識らしいのですが、自分はそうではない。

子供なし未婚女性で、同年代の男性よりも、仕事ができ、しっかりと稼ぐ人は多いのです。
場合によっては会社を興して社長という方もいます。
彼女たちは、扶養家族がいないので、高額納税者でもあります。
国庫に多大なる貢献をしていますが、周りから置いてけぼりにされたようなさみしさはぬぐえません。

ヒエラルキーは未婚女性の自虐レッテル貼りでしかない

結局のところ、ヒエラルキーは未婚女性の自虐ネタでしかありません。
働くママたちは、保育園や学校を通して、ママという地域のつながりを築いています。
が、ママではない未婚女性たちは、ビジネスのつながりで終始してしまいます。
自分と同じ思いをしている女性同士で語りあう機会が少ないのです。

とはいえ、未婚で子供がいない彼女たちは、自分が稼いだお金で自分の好きなことはできますし、何より束縛はありません。
ヒエラルキーの底辺と言いながら、自由です。

なお、子供がいる、いないに関するギャップが存在する一番の原因は、子供を育てながらフルタイムで働く女性が大変な思いをせざるを得ないことではないでしょうか。
働きながらでも子育てが誰にでもさらっとできるのであれば、働くお母さんたちは当たり前の存在です。
今のように「両立させてる、すごい!」といった脚光は浴びないでしょう。

ワークライフバランスは大変だ!と言い続ける限り、未婚女性の自虐ヒエラルキーは消滅しないのでは、とも考えています。

ほんとのヒメノワ