おひとりさまと不動産③~購入時の優先順位をつけよう~

  2017/6/20
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どんなところに住みたいかと聞かれたとき、皆さん、こう思います。
「通勤に便利な都心にあって、駅から近くて、夜でも明るくて危険じゃなくて、部屋は広くて綺麗で新しくて、ベランダの日当たりも良くて、キッチンやバストイレも最新式で、緑が多くて静かで環境も良くて・・・」
そんなマンションはありません(笑)。
あったとしても恐らくとてつもなく高額のマンションです。
それを買うだけの資力があるなら問題ありません。でも、本当にその要望は全部必要ですか?
何を重視するか、優先順位をつけることが大切です。

方位

アラフォー、アラフィフのおひとりさまで仕事中心の毎日を送っていて、平日は帰宅が日没後になるという場合は、日当たりはそれほど良くなくても問題ないでしょう。
日本人は南向き志向が強いといわれ、マンションも南向き住戸は他の方位の住戸より割高です。
しかし、南向きや西向き住戸はたしかに日は入りますが、夏の室温の上昇は想像以上に厳しく、暑い。
窓周辺に置いたものや壁紙は日差しにより日焼けすることがあります。
しかも、休日部屋にいるときは、日中や夕方の日差しが強く、暑く、まぶしくて、結局カーテンを閉めている状態がほとんどになります。
北向きのほうが、向かいの南側の建物に当たる光で、逆に明るく、カーテンを閉める必要もないので開放的になります。

ベランダの洗濯物はもちろん南向きのほうがよく乾きますが、朝には外出し、夕方から夜に帰宅するおひとりさまは毎日洗濯物を外に干しますか?
結局は、部屋干しや乾燥機を使うことも多いでしょう。
方位は特に気にする必要はないと思います。

立地

駅から近いということは、店舗や人通りが多く、幹線道路に面しているマンションであれば車の騒音などもあるかもしれません。
ですが、最近の新しいマンションであれば、防音対策はかなり進んでいますので、外の音が気になる、うるさくて眠れないということはほとんどありません。
逆に駅から家まで人通りが多ければ人目もあって安全ともいえます。

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駅から離れたいわゆる閑静な住宅街の夜は真っ暗です(夜が真っ暗なのは本来当然ですが(笑))。
暗い=危険というわけではありませんが、女ですもの、やっぱり夜の暗闇は何があるかわからないから怖い。
交通利便性、生活利便性の高い駅近マンションの魅力は大きいですね。

共用施設

マンションの場合、自分の部屋(専有部分)のほかに、住人で共用する施設があります。
エントランス、エレベータのほかに、例えば宅配ロッカー、コンシェルジュ、クリーニングサービス、フィットネス、更に大規模マンションの場合は、ゲストルームやパーティルーム、書斎、託児室などを備えるマンションもあります。
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あれば何でもあったほうがいいでしょうけれども、これらはすべて維持管理費がかかります。そして、その費用は、居住者が月々支払う維持管理費の中から出されます。
特に維持管理費がかかるといわれる代表的なものは、水ものと呼ばれるプール、噴水、池と機械式タワーパーキングです。
バブル期ではないのでプールや噴水のあるマンションは最近は少ないと思いますが、機械式タワーパーキングのメンテナンス費用は高額です。
共用部分にかかる費用は、私は使っていないので払わない、ということはできません。
マンション全体の設備についても、あったほうがいいけれど、なくても別に問題ないかどうか考えてみることが必要です。

これらの、方位(部屋の向き)や立地(駅からの距離)、共用部分は変えられません。
一方で、自分の自由に変えられる部分もあります。

内装

自分の部屋(専有部分)は自由に変えることができます。
リフォームしたり間取りの変更は、隣接する住戸との境となる壁以外は、基本的には個人の自由です。
ということは、購入時に気に入らなくても、あとから変更することが可能です。
どこを重視するか、自分にとって大切なのはどこか、を考えることが大切です。

私の持論ですが、不動産選びは男性選びと同じ。
理想の物件が仮にあったとしてもそれが自分の手に入るかどうかはまた別問題。
そして、不動産も男性も変えられることと変えられないことがある。
服装や髪型がダサい、古臭い、イケてない、というのは購入後に自分の好きなようにいくらでも変えられるのです。

不動産鑑定士 木下典子
運営会社 それから株式会社
ヒメノワ
会社名 それから株式会社 設立 2017年4月7日 代表取締役 庄司 桃子 (中小企業診断士) 事業内容 会社経営、マーケティング...
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