更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」

  2018/10/3
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こんにちは。薬膳アニュの竹尾です。


今回は更年期の代表的な悩み「多汗」について、私の体験談と治療に使った漢方薬のご紹介をしたいと思います。

前回の記事は、仕事、介護、更年期の三重苦がやってきた

更年期障害は閉経期(平均50歳)の前後10年ほどに生じる。と言われていますが「あっ!更年期症状が始まった」とハッキリと自覚することは少ないのかと思います。


私は、なんとなく体調の変化があり、おかしいなぁ。もしかして、始まったのかな。と気がつきました。

最初のサインは生理前の体調変化から。

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更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」
生理前のサインは人それぞれだと思いますが、私の場合は1週間前から胸脇のハリや痛みを感じはじめ、前日に寝汗を伴うパターンでした。


そのサインがあれば明日は生理がくる!


とわかるので服装や生理への受け入れがしやすいため、胸が痛くても、寝汗をかいても便利なサインと思っていました。


しかし前日にしか起こらなかった寝汗が、2日、3日、5日と、だんだん期間が長くなり「あれ?いつ?まだ?」となり、やっと生理が訪れるという周期の乱れがおこりました。

幽霊の出る時間と言われる「草木も眠る丑三つ時」に

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更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」
寝汗って、悪い夢を見たときや、体調不良の時におきるものと体感しているので、それが何日も続くので、もしかして、どこか悪いのかな。


と考えてしまう時もあり精神的にもダメージをうけます。


また通常の生理現象でかく汗とは違い、首から胸にかけてネットリとした湿り気のある汗で「はっ!」と夜中に目が覚めるので睡眠リズムも悪くなります。


首元の「汗」をぬぐいながら、もう一度、眠る前に水を飲みにキッチンへ行くのですが、時間をみるとほとんどが夜中の2時~3時。


それは昔から幽霊の出る時間と言われる「草木も眠る丑三つ時」


いやな想像を真夜中にしてしまい、やたらに怖くなり眠れなくなってしまいます。
そんな状態が生理が来る日まで続くのかと…。

普段から通っている東洋医学の病院へ

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更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」
いささか自分の思考も嫌になり、普段から通っている東洋医学の病院へ早めにいくことにしました。


一番、治したいのは「寝汗」です。


そして、ちょっと気になるのは「ホットフラッシュ」と「不安」と「肩こり」


処方されたのは「六味地黄丸(ろくみじおうがん)」と「芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)」



私の症状はわりと典型的な症状かと自分で分析しております。

この二つの漢方薬は、いったいどのような働きをするのかといいますと、「六味地黄丸」は、幼児の発育不良を治療するためにつくられた薬です。


だから大人が飲めば、大人も成長していく。


というわけではありませんが、理屈は同じで加齢とともに枯渇していくものを、補って老化をソフトランディングさせていくことができます。

漢方薬でソフトランディング

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更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」
また、足りないものを補強する「補」
余分なものを取り除く「瀉」

という「補薬」「瀉薬」を組み合わせた特徴があるため、わりと長期服用も可能な漢方薬です。


そんなことから巷では「六味地黄丸」はアンチエイジング薬のような位置にいます。


そして「芎帰調血飲」は気血を補う薬。


漢方では「血」は、体中へ栄養を運び、精神活動も支える物質として捉えています。


血が精神状態を支えるなんて。


と思うかもしれませんが、血の質を高めると、体力が向上し精神も安定していくので、意味不明にやってくる「不安」はかなり緩和することができます。


特に女性は生理などで「血」を消耗する機会が多いので、更年期の枯れかけの私の体には大切な漢方薬です。


この二つを飲み始めると、1ヶ月半位から昼間のホットフラッシュがなくなり、これには驚きました。
そして3ヶ月たった頃には「寝汗」の期間が減っていきました。

生理で血の消耗が少なくなるからだよ。

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更年期の悩み「ものすごい寝汗と生理周期の変化」
生理周期の乱れは改善されなかったのですが、先生のお話では


「もう、十分だよ。ほら更年期が終わると、やたら元気になる女性を見かけるでしょ。それは生理で血の消耗が少なくなるからだよ。」と。


ちょっと笑ってしまいましたが、そうかもしれないと、私も思います。


今回は私の症状と漢方薬のご紹介をしましたが、体質や症状によって処方箋は違います。


もし悩みがある場合は、必ず漢方の専門家、お医者さんにご相談ください。
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