子供がいないアラフォー女性のひとりごと 子育て女性たちへの「ひがみ」

  2018/5/5
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子育て女性たちへの「ひがみ」ケース1

先日、専門誌を読んでいたところ、女性執筆者の自己紹介がこのように書かれていました。


「ITと人材開発を主としたコンサルティングに従事。商工会議所などでIT効率化のセミナーを多数開催している。2児の母」


専門誌の内容は子供とは全く関係のないIoTの最新動向です。


子供がいない女性たちは、この自己紹介で心が揺れ動きます。

「子供が欲しくても授からなかったのに・・・たまたま子供ができちゃっただけでしょ」

「男性で2児の父って書かないよね」

「母親であることが仕事にそんなにプラスになるんだろうか」

「ご主人もいるんでしょ?片手間で仕事してるんじゃないかしら」

子育て女性たちへの「ひがみ」ケース2

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子供がいないアラフォー女性のひとりごと 子育て女性たちへの「ひがみ」
電車で赤ちゃんをつれたお母さんがベビーカーを押して乗り込んできました。すかさず、ベビーカーに手をかけて車両の乗り込みを手伝いました。そして、ベビーカーが安定しやすいようにドア側のスペースを譲りました。


母親からの「ありがとうございます」という感謝の言葉と、こちらをじっと見つめる赤ちゃんの視線。


良いことをしたという満足感もありますが、お手伝いした女性は泣きそうな顔に。子供がいない彼女は、この年になると子供はなかなか授からない。不妊治療をやっている方は子供ができるのは「偶然」でしかないことをよ~~く知っています。


あやうく涙がこぼれそうになり、次の駅で降りてしまいました。


はい、はっきり言いましょう。これらはひがみです。

子育てと仕事の両立は経験がない者から見ても大変そう

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子供がいないアラフォー女性のひとりごと 子育て女性たちへの「ひがみ」
様々なメディアで子育ての問題が取り上げられていますが、保育園を探すこと、仕事と折り合いをつけること、ワンオペ育児、お受験など、発生している問題はキリがありません。


そのためママ起業家たちは叫びます。


女性が育児と仕事を両立させるのは大変!


夫の役割を見直そう! 育児のためのサービスを拡大させよう!!


まことにごもっともです。確かに会社の制度や保育園のあり方など改善すべき問題は山のようにあります。あわせて政府の「働き方改革」では、女性も働いて日本の経済に貢献すること、子供を産んで人口を増やすことが奨励されています。子供を産み、育てながら働く女性たちは素晴らしいのです。正義なのです。誰も反論なんてできません。


SNSには、ママたちによる子供に関する投稿が数多くでてきます。今日は入学式とか、乳歯が抜けたとか、子供とディズニーランド行ったとか。


さらに、「ママ」というキーワードをもとにグループを立ち上げたり、盛んに情報発信をする女性たちもいます。そのため、フェイスブックには、子供を連れたママたちがお食事会を主催して、みんなで記念撮影した画像があふれています。インスタグラムには子育てマンガをちょいちょいと描いて、気が付いたらフォロワー1万人越えのアカウントが乱立しています。


そこには、ママであるからこそ周りから称賛される世界が広がっています。当然男性たちは立ち入ることができない世界です。

そんなママたちの様子を「ふ~~~ん」と眺めるおひとり様女性

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子供がいないアラフォー女性のひとりごと 子育て女性たちへの「ひがみ」
子供がいない故に自分はその輪の中に入ることはもうできません。とはいえママたちの話題は、ちらちらと出てくるのです。


代表的なのは年賀状の家族写真ですね。


この数年はSNSの投稿。自分の友人同士が食事会の様子をSNSにアップしているのを見て、あれ、なんでこの3人で・・・?ああ、そうか「ママ」つながりかあ、だから仲がいいんだあ。そりゃあ私は子供がいないから声かけられないよねえ。


学生のころ、同級生たちが昨夜のテレビドラマで盛り上がっているんだけど、自分はそのドラマは全く観ていなくて、よくわからないから会話には加われず、はたから眺めているだけ。という疎外感をアラフォー過ぎてからしみじみと味わっています。


20代までは、私も子供を産んで、育てるんだろうなあ、とぼんやり思っていた。いろんな事情があって、今はおひとり様。もうあの中には入れない。

なので、ひがむのです

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子供がいないアラフォー女性のひとりごと 子育て女性たちへの「ひがみ」
ドラマと違ってもう今さら子供はできません。子育て!仕事と両立!と叫ばれる世界から外れて、仕事に打ち込むしかないでしょう。老後への自己防衛です。


仲良しの友人たちと遊ぶことはあるけど、基本はひとり。誰からの手も借りずに頑張って生きていくのです。そのようなときは子供がいないとか、おひとりさまの境遇は全く関係ありません。ひたむきに目の前の仕事をこなしていくのです。


ごくたまに。特に自分が何かしら疲れているときに「2児の母」の自己紹介のような場面に遭遇すると、「ひがみ」が顔を出してきます。


それでもって必要以上に「母親」をアピールしてくる女性たちには、チクリといいたくなる瞬間があります。確かに母親ということは立派だし、大変な経験をしてきたのはわかる。想像するだけでも……しんどそうだもの。


でもね、ビジネスの場では子供や家庭の話は関係ないでしょ。素の自分で仕事をやってほしいなあ……理性では片づけられない感情の問題です。どんなに理知的な女性でも、この罠から完全には脱しきれません。


翻ってだからこそ、決して口外しない。活躍するママたちは「正義(ジャスティス)」であり、吐露したとたんに我らが「悪者(ヒース)」になるから……ね。
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