「ママ友」との交流で消耗? 子どもなしキャリア女性の同窓会

作者: ヒメノワ
  2018/3/24

結婚する機会を逃し、子供を産むチャンスもなく、気が付けば40歳を超えていました。


とはいえ、仕事は面白くて、辞める気はないし、おひとり様の自由な生活を満喫しています。


仕事に遊びに、と自由を満喫している女性たちが増えています。


お金にそれほど困っていないから、時には旅行に行き、たまにはおしゃれバルで仲良しの男性とディナーを過ごして・・・イキイキとしています。


そんな彼女たちが、心身ともに消耗することがあります。それは同年代の専業主婦の友達との交流です。

高校時代の同窓会にて

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じつは以外と多いのは「アラフォー、アラフィフのおひとりさま」。彼女たちはいろんな事情があって今に至っています。子育てにまい進する周りの同年代を横目に見ながら、ほんのちょっぴり劣等感もあるけれど、自分の人生にひたむきに生きている。「おひとりさま女性の本音を語る」ジャンルです。
とある、キャリアおひとり様女性のハルコさん。


高校時代の友達が集まり、休日に同窓会が開催されることになりました。ハルコさんとしては、休日はできるだけ家でゆっくり過ごしたいので、平日夜の開催にしたかったのですが、「夜は、主人の夕食の支度とか、子供の塾の送り迎えがあるから出かけられないのよね」という専業主婦の友人の意見で、休日にホテルでランチ会となった次第です。


総勢30名が参加した同窓会。そのうち7割ほどが子供を持つママ達です。


「子供をほかに預けられなくて・・・」


という声が多数上がった、ということで、幹事(2児を持つ専業主婦)から、ホテルの託児ルームを予約したという連絡が入りました。


子供なしでの久しぶりの同級生とのランチ。学生時代の思い出、今の近況報告など、とめどないおしゃべりが続きます。

専業主婦の同級生とのおしゃべり

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「ママ友」との交流で消耗? 子どもなしキャリア女性の同窓会
同級生と会話を続ける中で、ハルコさんはどうも違和感を感じていました。


最初はハルコさんがどんな仕事をしているのか、という質問から始まった会話。ハルコさんが話している間に、「ねえ、それでさあ」 「でもねえ」 「話はちょっと飛ぶんだけどね」という接続詞が挟み込み、いつも間にか、友人たちの子供の話になっていました。ハルコさんは気が付きました。どんなネタになってもいつの間にか子供の話に戻るのです。


専業主婦の同級生「私もそろそろ働こうかと思うのよね~」


ハルコ「あ、いいじゃない。いま、空前の人手不足だからすぐに仕事先見つかるよ。友達に人材派遣会社の営業がいるから、聞いてみようか?」同級生「でもねぇ、いま上の子が今度中学受験で、私立のXX中学を受けさせようと思っているんだけど、ちょっと厳しめなのよね、だから塾に通わせてるんだけどさ・・・・(以下塾の話が延々と続く)」


この会話、ハルコさんを含め4名の集団ですが、2人の専業主婦が延々と語ります。


とにかく話したいことを延々と話している。かつ、会話がキャッチボールになっていなくて、一方的。ただし、本人たちは、相手が自分の話を聴いていないことには注意を払っていないらしく、話すことで十分に満足している様子です。


仕事で、「筋を通して話す」、「結論先出し」を身につけたハルコさんにとって、この延々と続くおしゃべりについていけません。


ほとんど話をしない女性がもう一人います。


彼女も専業主婦ですが、とにかく聞き上手な友人がいるのです。大きくうんうんとうなずいて、「あら~~、そうなの」と相槌を打ち、相手の話に同意しています。ハルコさんは、うんうんとひたすら聴いている彼女が、他に話したいことがあるのでは、気を悪くしていないかしら、と気になって仕方ありません。しばらく様子を見ていましたが、彼女は相手の話を聴いて、賛同するだけで、自分の意見は言いません。ハルコさんは、話の切りの良いタイミングを見つけて、「あ、ちょっとお手洗いに行ってくるわ」と席を立って場から離れました。


久しぶりの同窓会でありましたが、普段の生活とは異なる会話の展開のせいか、ハルコさんは妙な疲れを感じていました。

「割り勘」で不満爆発

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「ママ友」との交流で消耗? 子どもなしキャリア女性の同窓会
そんな同窓会も時間となり、お開きとなりました。


幹事の女性が提示した金額は割り勘です。やや高いかな、という気がしながらも、素直に支払いました。その後、気が合う仲間で飲みなおそうということになりました。このメンバーはハルコさんと同じおひとり様と、子供がすでに高校生で手がかからなくなったという女性。彼女たちに共通するのは、しっかりと自分の仕事をもって自立して働いていることです。


全員、お酒が大好きです。が、今回のような同窓会では授乳中で飲まない女性もいるため、それほど派手に飲むことを控えていました。何よりもお酒は別会計といわれており、遠慮していたのです。


ホテルのラウンジでシャンパンを開けて改めて乾杯。


参加者の一人からこんな話が飛び出ました。

「さっきのお会計、子供たちの託児所の料金も含まれていたんだって」
「え、託児所の話は聞いていたけど、子供たちって何人くらい来ていたの?」
「15人は来ていたらしいよ」
「結構多かったんだね・・・でもさ、なんで私たちがよその子どもの分も払わなければいけないの?」


一人が差額のお金を返してもらえないかしら?と言い出しましたが、ハルコさんは、数千円程度のお金だし、これからの回収がめんどうな上、関係がこじれるのも嫌だから放置しようと提案して、その後は「だから専業主婦って!」という話題で盛り上がるのでした。

終わりに

ハルコさんの話は実話をもとに掲載しています。


第一線で働く女性と、仕事を辞めていったん家庭に退いた女性との格差は大きな隔たりがあります。お互いに厳しい意見を持つことも少なくないのですが、決して相手には直接伝えません。伝えて、相手の感情を害し、お互いに嫌な気持ちになるよりは、ハルコさんのように、数千円多めに取られたけど、我慢しよう、と距離を置く人がほとんどなのです。
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