執念

今から20年近く前、コンサル会社在職時。
日◯WOMANさんのインタビュー取材を受けたことがありました。

各業界で独立あるいは総合職で働く女性のお仕事紹介と気になる年俸、やりがいなどを紹介する記事にするのが目的。
浜松町のオフィスにカメラマンさんや照明なども入り、取材はかなり本格的。

当時の私の仕事は営業責任者と実務ベースでは地球温暖化対策が専門で、そのあたりの業務内容、年俸などをお話しました。
そして取材の最後。「古田さんが仕事で一番大事だと思うことは何ですか?」という質問が。
「執念です。」
迷わずこう答えました。

頑張るのは当り前。だって仕事だから。
官公庁案件獲得で常に他社との厳しい戦いを強いられている中、どんなに眠くても、疲れていても、
「もうこれ以上できない。十分やったよ。この案件勝ったからって給料が上がるわけじゃないじゃん。もういいよ。」
・・・という心の囁きを断ち切って、あと1センチ、いや、あと1ミリ! 手を先に伸ばすことができるか否か。
それは仕事にかける執念の深さと強さにかかっている。
こんなことをお話して、インタビューは終わりました。

結果、インタビュー記事は見事にボツ。
送られてきた誌面には、何人もの麗しく華やかなビジュアルの働く女性たちが、キラキラ夢を語っている姿が。
一方私は、その眩しい誌面のほんの隅っこに。
黒いパンツスーツで当時まだ大きく重かったノートパソコンを小脇に抱え、ドヤ顔で不敵な笑みを浮かべる姿。
名前、業種、年俸がちょろっと添えられ、以上終わり。

たぶん、インタビュー内容が企画意図と大きく外れていたんでしょうね。
読者ニーズにも合わなかったのでしょう。
時々思い出します。いま、同じ質問をされたらどう答えるだろう。


やはり答えは同じ。「執念」

進歩がないなあと我ながら笑ってしまいます。
ただ、答え方は年の功で「熱量」くらいの表現になるのかな。
ちょっとした昔話でした(笑)

株式会社Lgブレイクスルー 代表取締役 古田智子
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それから(株)
№48 - 2017/9/24